フォロワーシップはリーダーシップの一つ。 女性のチャレンジにコミュニティができること。[IWD2023 社員インタビュー#5]

3月8日は、女性をエンパワーし、ジェンダー平等な社会を目指す「国際女性デー」です。

Peatixでは、性別や年齢、国籍にかかわらず、社員一人ひとりが自分らしく活躍できる環境づくりに取り組み、女性の活躍を応援しています。

 

今年の国際女性デーのテーマは「EmbraceEquity」(公平を受け入れる)。

このテーマに沿って、5人のPeatix女性メンバーにスポットライトを当てたインタビュー「Embracing Equity in Communities」を実施しました。

彼女たちに力を与えているコミュニティとそのコミュニティが女性を迎え入れるために行っている取り組みをご紹介します。

 

フォロワーシップはリーダーシップの一つ。 女性のチャレンジにコミュニティができること。[IWD2023 社員インタビュー#5]

 

今回ご紹介するのは、PeatixでCommunity Partnership Managerとして活躍する植松絵里(Uematsu Eri)さん。

自身が開催する読書会コミュニティと大学院卒業後も横のつながりを深め続ける卒業生コミュニティについて語ってもらいました。

 

ーー現在、どのようなコミュニティに所属していますか?

 

いくつかのコミュニティに参加しているのですが、主にアクティブに活動しているコミュニティは2つあります。一つは自分で主催している読書会で、月一のペースでオンライン開催していて、今1年半〜2年ぐらい続けています。これは会社の組織改革や今よく聞くデジタルトランスフォーメーション関連の本をテーマにした読書会で、私ともう一人の仲間の二人で運営しています。その仲間と、今度いつ開催するか、どれぐらいの人が集まりそうかなどの状況に応じて、じゃあこうした方がいいねとFacebookのメッセンジャーでやり取りを重ねて、読書会の日に向けて準備します。

 

そしてもう一つは、昨年大学院を卒業したので、その卒業生のコミュニティです。卒業後も生徒間で横のつながりを大切にするために、年に3〜4回、有志のイベントをやっていて、そのコミュニティには幹事メンバーとして参加しています。同じ期に卒業したメンバーが1000人以上いるのですが、その中でもアクティブに卒業した後の繋がりを求めているメンバーがいるので、その人たちと次何やろうかという話を定期的にしてイベントを形にする活動をしています。

ほとんどのメンバーが社会人で、働いている業界もスタートアップや大企業、医療系、IT系と本当にいろんな業界の人たちがいます。もちろん性別も年齢も異なる、本当に多様な人たちの集まりですね。 

 

ーーコミュニティに参加することは、あなたに喜びをもたらしたり、日々の活動の原動力になっていますか?その場合なぜそう感じるのかを教えてください。

 

基本的にはどのコミュニティも、いろんな人と知り合いになれるということ自体が刺激になったり、それで自分の世界が広がったりするので日々の原動力になっています。特に、そのコミュニティに自分が深く関われば関わるほど、いろんな経験や思い出が出来るので、自分もコミュニティに関わっているという感覚が大きく持てると思います。それだけ自分にとっても、そのコミュニティが大事なものになるので、自分の主催している読書会は特別だと感じています。

 

この読書会は、もともと大学院の受講していたクラスから派生しているのですが、そのクラスの初日にもらった推薦図書のリストがものすごく長くて、一冊一冊の本がとても分厚い。しかも内容も難解で、絶対一人では読めないだろうなと思った時、おそらく他の生徒も忙しいし同じことを思っているのだろうと。だったらみんなで力を合わせれば、なんとかこのリストを全部制覇できるかもと思ったのが、この読書会を主催するきっかけになりました。今一緒にやっている仲間も、こんなことを提案したら賛同してもらえるかなどを相談しながら、一緒に始めた背景があります。この読書会は、一冊をみんなでコミットしなきゃいけないような作りになっていて、一冊を分担して、参加者がそれぞれ担当パートを持ち、その担当パートに関してきちんと内容を発表するという形で進めています。なので毎回一定人数を集めないといけないんです。たまに参加者がなかなか集まらない時もあるので、「参加者を集める」というプレッシャーがあります。もう一人の仲間と約2年間、試行錯誤しながらやってきてましたが、それがかなり味わい深くて。本当によくやってきたなと感じるところもあり、何かしら工夫すれば続けられるのだという喜びもあります。読書会を開催することで感謝されることもあるので、そういったところも喜びにつながっていますね。

 

ーーあなたがコミュニティの中で行っている活動で、最も楽しいと思うことは何ですか?

 

読書会の最後にみんなで記念撮影をするのですが、その時に参加者さんが本の感想や今回どう思ったかをお話してくださり、楽しんでくださってるというのが直接伝わってきます。会の終わりに、毎回やってよかったなと感じます。

オンライン読書会の様子

 

ーーあなたのコミュニティでは、女性の意見が尊重されたり、活動における公平性を保つために、どのような工夫がなされていますか?

 

卒業生コミュニティでは、女性男性に関わらず、チャレンジできる機会があります。年に何回か学生主導でイベントを開催する企画が上がり、都度イベントの運営をする”幹事団”を募集するのですが、その幹事団の中にもいろんな役割があり、誰でもチャレンジしやすいんです。「普段のお仕事では決まったことをやってるけれども、イベントではちょっと違うことも経験してみたい」や「チームでリーダーをやってみたい」といった声を上げやすい雰囲気がこのコミュニティの中にはあって、これも大きい部分だと思います。

 

ーーそのコミュニティは、あなたをどのようにエンパワーメントしてくれていますか(自信ややりがいを与えてくれていますか)?

 

最近では卒業生コミュニティの幹事団メンバーに毎回入らせてもらっているのですが、その中で自分が明確な役割を持って最後まで頑張れた実感があると、それは自信にもつながっていると思います。

イベントに単に参加しているだけだと、その日一日の記憶も「楽しかった」だけで終わってしまいますが、幹事団は6ヶ月間イベントに向けて準備を進めて走り続けていくところをずっと見ているので、一つ一つのイベントが思い出深く、やりがいもあります。

 

ーーコミュニティにより良い形で女性を迎え入れるために、グループやコミュニティができることは何でしょうか?

 

そこに集まる人がどういう人なのかはすごく大事だと思っています。コミュニティの環境を作るのは、やっぱり人だと私は思っているのですが、例えば先のチャレンジしやすい場があると言ったように、実際に手を挙げた際に、前向きにサポートしてくれる、応援してくれる感じの雰囲気は、やっぱり人が作っていくものなんですよね。

 

よくリーダーシップが大事だと言われますが、リーダーシップを発揮するには、それに賛同するフォロワーシップもすごく大事だと思います。それもリーダーシップの一つだと思うので、コミュニティの中でそのフォロワーシップをきちんと育むことが大事。

あとは私も女性ですが、女性が一人で手を挙げて一人で黙々とチャレンジすることって、今はまだ難しい部分があると思うんですよね。だけどそのチャレンジに協力してくれたり、応援してくれる環境や自分が活躍して輝けるための環境を自分自身で探して、そういうところに身を置くということも結構大事だと思っています。

 

女性のチャレンジを温かく一緒に盛り上げるようなフォロワーシップのある環境と、自分自身がそうできるような環境を探そうとすること、その二つがうまくマッチするとすごく良いコミュニティが見つかるんじゃないかなと思います。

大学院卒業生コミュニティのイベントの様子

 

ーー絵里さん、ありがとうございました! 

 

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